ししとー(理系)の考察録

将棋と生物学系の知識、時事について考察するブログ

効率の良い勉強法~私が考える勉強論~

 

世の中には多くの人が様々な理由で勉強している。

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私には一夜漬けで試験を乗り切ろうとする大学生にしか見えない



例えば、受験勉強のため、資格を取得するため、自己研鑽のため、趣味のため、という人もいるだろう。実際、私も専門分野の勉強に加え、将棋の勉強、ゲームの勉強も行っている。また、スポーツなども広い意味では勉強と言える。(「学び」と言い換えることもできる。)

 

こうやって世の中の人は、日々何かに対して勉強し続け、一生を終えると言える。
人間には「知識欲」が本能として備わっているのだから、これはある種当然と言えるだろう。

 

そして、人にはそれぞれその人自身に合った「勉強法」が存在するわけだが、今回、私が”効率よく”勉強するために心がけていることを書いていこうと思う。


これが正しいか勉強法かはわからないし、人それぞれ思うことがあると思うが、何か意見があったら是非私に送ってほしい。

 

1、初めに~勉強時間という考え方~

 

私は昔から「何時間勉強した!」だの、「目標は何時間勉強すること!」といった風に
勉強量の指標を時間で表すことが非常に嫌いである。


なぜなら結局、勉強量は勉強時間によって決まらないからだ。
質の悪い(集中できておらず効率が悪い)勉強をいくらたくさん行っても、
質の良い(集中して効率的に取り組んだ)勉強には敵わない。

 

質の悪い勉強を一日10時間取り組むぐらいなら、私はきっちり三時間、集中して勉強するほうがよっぽど有意義だと考えている。大事なのは勉強によって得た理解の量なのだ。どれだけの質を持って勉強した中身を理解できているか、これが重要なのである。


これを疎かにして、ただ「たくさん勉強したな~」という満足感だけ得ても、得られるのは一時的な満足感だけで、結局、苦労を先送りしたに過ぎない。

これは勉強に限らず、仕事においても言える事だろう。

 

では、そういった質の良い勉強方法はどうやったら実現できるのか。
それを実現するために心がけていることを以下に綴っていく。


2、方法の改善


効率的な方法と言っても、凄く集中して勉強するとか、適度に休憩を取りながらやるとか、そういった一般的な技術は当然である。

 

そして、勉強には自分自身に最も適した方法があるが、それは一朝一夕に身につくものではない。効率的な勉強方法を身につけるためには、方法を改善し続けることが必要だ。

 

自身が勉強する方法をルーチンワークのように、何も考えずに繰り返すだけでは勉強方法の効率化は望めない。勉強するたびにもっと良い方法はないか、考え続け、試行錯誤を繰り返し続ける。

 

こうして勉強方法の試行錯誤を怠らず、改善し続けることで、自分にとって効率の良い方法が身につくのだ。それはすごく小さなことでも良い。

例えば、ノートの幅を少し大きめにとってみるとか、蛍光ペンの色を二色に絞ってみるとか。

 

そういう繰り返しが結局、勉強が上手な人と下手な人の差に繋がっていくのだろう。


2、模倣

 

新しいことに取り組むとき、先達者を模倣することは非常に重要である。むしろ、模倣なしには始まらないといっても良い。
将棋においては定跡、数学においては公式、研究においては論文。
これらの知識をまず頭に詰め込むことは非常に重要である。

 

1から自分で始めることにこだわる人がたまにいるが、これは「効率の良い勉強法」という観点からすれば、非常に非効率的である。
先達者がわざわざ努力の末に敷いてくれたレールを、自ら破棄するほど愚かなことはないだろう。


守破離」というように、武道においてもまず型を守って身につけ、それを破り、型から離れ自己流に昇華させる。

 

勉強においても同様に、既に存在する便利な知識や方法を頭に入れることから始めるべきだ。


3、反復

 

私が高校時代にお世話になった数学の教師は、「勉強とは山登りのようなものだ。」と語っていた。

 

山の麓から中腹に上るように、未熟な時期から勉強を続けて一人前になった時、そこから見える景色はまた違ったものとなっている。

登っている最中は気づかなった滝や道が、中腹から見れば実は傍に存在していたと気づくことがある、と。

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勉強とは登山・・・らしい

 

つまり、より多くの知識や経験を身につけた上で今まで習った内容を反復した時、
新たな理解が得られることがある、ということだ。

 

この言葉は私の中で非常に印象深く残っており、先生が反復の重要性を説いたのだと私は理解している。

 

実際、私は一度勉強した内容を数多く反復しているが、「この考え方はこういう理論にも応用されているのか」とか、「こういう裏付けがあるからこの方法が成り立っていたんだな」など、新たに気づかされることばかりだ。

 

このように、自分の中にある知識や経験をより高いレベルに昇華していくためには、一度学んだ内容をどんどん反復していくべきだ。反復する回数は多いに越したことはないだろう。

 

4、最後に

 

今回、私の考える効率よい勉強方法を実現するために意識していることについて書いた。読み返すとビジネス書っぽく中二病臭い文章となっているかもしれないが、黒歴史ということで許してほしい。

 

要は方法の改善を怠らないこと、学び始めは人真似から入る事、反復を必ずすること
この3つが効率よい勉強方法の実現のために重要だと考えている。

勉強方法に正解はないが、これを私の考える一つの勉強方法として、皆さんの参考になれば幸いである。

 


それでは。