ホリエモンの東大受験について思ったこと
本ブログは基本的に雑記帳であるため、当然将棋以外の記事も書いていく。
基本的には思ったことをそのまま書いているため、ご意見などがあったらコメントにどうぞ。
・・・そもそも、ホリエモンの東大受験とは何かという話になるが、
簡単に言えばAbemaTVの企画で、
ホリエモンと若手タレント3人が東京大学を受験する、ということらしい。
参考動画を以下に貼っておく。
現状では、既にタレント3人のうち二人は足切りを超えられず受験失敗。
残すところはホリエモンと芸人TAWASHIさんの二次受験という状況である。
なぜ私がこの企画に興味を持ったかというと、
過去に私も東大受験を一度志した身だからである。(実際に受験はしていない)
受験生当時のセンター試験の点数は8割後半程度であり、
多少偉そうに語っても問題はない気がする・・・ので許してほしい。
ということで、実際の受験生的な立ち位置でホリエモンの東大受験について語れるのではないかと思い、記事にしてみた。
私個人の考えではまあ受からないだろうと思うのだが、
(というか東大にそんな簡単に受かったら苦労はない)
一応センター試験の点数等を見て判断していくことにする。
なお、筆者は今年のセンター試験の問題や平均点を確認しておらず、
過去の記憶から推測しているに過ぎないことを記しておく。
各科目の得点
ホリエモン・・・総合653点(72.6%)
国語156点
英語171点
地理B84点
倫理政経73点
理科基礎73点
数学1A 57点
数学2B 39点
各科目の詳細は上記の通りとなる。
総合点では653点。一応7割を超えているのでよく勉強したものだなあとは思うが、
まあこれで東大は受からないだろう。
一応東大のセンター試験の配点の割合は他大学と比較して低いため、
足切りを超えれば誰にでもワンチャン合格がある・・・といえるのだが、
これはその域にも達していないのではないだろうか。
ワンワンチャンぐらい?
補足として、東大合格者の一般的なセンター試験の点数は810点前後(90%)程度である。
これはもちろん、東大受験者がセンター試験にも力を入れて勉強しているから9割の点数が取れる、という理由もある。
しかしそもそも、センター試験は受験者の基礎力を試す試験であるから、
基礎力がしっかり持っている東大合格者は、特に英国数に関しては特別勉強しなくても
これぐらいの点数は取れてしまうことが多い。
しかしながら、ホリエモンはセンター試験向けに勉強してこの結果である。
これでは東大の二次試験合格はなかなか難しいのではなかろうか。。。
一応、各科目の点数にも注目して見てみることにする。
1、英語(171点)
ホリエモンならこれぐらい取れて当然だろう。むしろ200点に近い点数が取れると思っていたのだが、
文法や発音記号で落としたのだろうか?
まあ、センター試験の英語はいわゆる受験英語であり、実用英語とはかけ離れた問題も存在するのでそういった問題で落としたのかもしれない。
それでも180点は超えそうなところであるが・・・
2、国語(156点)
これは結構いい点数なのではないだろうか?
今年の国語の難易度を知らないので何とも言えないが、センター試験の国語の点数を9割まで持っていくことは難しい。
8割もとれれば上々である。
古典や漢文をよく勉強したのだろうか。さすが文系という感じ。
2、地理B(84点) 、倫理政経(73点)
これはすごいと素直に感心した。社会人になってもこういう昔勉強した記憶は保たれているものなのだろうか。
なかなかこの2つは80点90点まで点数が伸ばしにくい科目なので、よくこの短期間でこの点数が出せたなあという感想。
自分自身センター試験で倫理政経を選択し、(年度が違うので単純比較はできないが)
60点程度だったので負けたことも少し悔しい。
3、数学1A2B(53点、39点)
これは正直言わせてもらうとあり得ないレベル。失笑モノである。
数学でこのような点数を取っているようでは東大合格は夢のまた夢ではないだろうか。
東大合格者の平均の半分程度の点数なはずである。
先ほども記述したように、センター試験は基礎力を試す試験である。
一方、東大の二次試験では、基礎の根本が理解できていなければ解けないような、
それでいて難しい問題が出題される。
センター試験でこの点数では二次試験の数学はほぼ白紙になってしまうのではないだろうか。
4、理科(73点)
まあこんなものだろうか
理科で点数を30点もロスするのはもったいないような気がするが。。。
コスパが悪いと考え、あまり手を付けなかったのかもしれない。
5、総評
各科目の結果を見て言えることは、ホリエモンの東大合格は難しいということである。
特に数学が厳しい。
東大に合格するような人は数学で8割を割ることはまずないと思う。
一方、社会の点数は8割近くと努力の賜物であり、ホリエモンの努力が伺える。
全体的にみれば受験者平均も超えているようだし、よく勉強したのではないだろうか。
東大の合格には目をつぶって、という前提の上の話だが。
私個人の感想としては、
例えテレビの企画によるものでも、
社会人になってこれだけ熱を持って何かに取り組むのはなかなか難しそうだと感じた。
ホリエモンのそういった姿勢(実際に足切りは回避している)
は見習うべき点であるかもしれない。
ということで、長々と書き連ねてしまったが何はともあれ二次試験の合否発表が楽しみである。
(・・・これだけ無理無理言って合格してたらびびるなあ。)
その時はホリエモンは本物の天才だと認めるしかないだろう。
最後に、今年頑張って勉強した受験生に良い結果が訪れることを願っています。
それでは。